看護師ブログ

今年度は、専門医療チームの活動のなかでの看護師の役割などをご紹介頂きます。

第1回 緩和ケア支援チーム
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つらさを和らげ、その人にとっての最善の治療や生活を送れるよう支援することを目指して、医師、臨床心理士、薬剤師、理学・作業療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーと多職種で活動しています。
昨年度は、”active communication一体感” を目標に掲げて活動をしてきました。たとえば痛みを抱えている患者さんの場合、生活の中で薬の効果をどのように感じているのか、どんな生活を目指しているのか、今後の見通しはどうなのかを、部署のスタッフや、緩和ケアチームのスペシャリストたち、それぞれの視点を統合し、調整することが、緩和ケアチームの看護師の重要な役割であると自負しています。
日々の実践やカンファレンスの中で、そしてランチタイムなどのオフタイムでもコミュニケーションを積み重ねています。わかっているつもり、伝えているつもりではなく、何を考え、何を目指しているのか、仕事以外の価値観も含めてそれぞれの立場から語り合うことが重要であると考えています。それが質の高いケアにつながり、お互いの支えの強化にもつながっていると感じています。


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国民の約半数が何らかのアレルギー疾患をもつ時代となり、アレルギー疾患をもつ人の生活の質の維持向上と疾患の予防のために、アレルギー疾患対策基本法が成立し、当院は千葉県のアレルギー疾患拠点病院に指定されました。小児アレルギーエデュケーター(PAE:pediatric allergy educator)は、日本小児臨床アレルギー学会に認められた看護師・薬剤師・管理栄養士です。


僕は、アレルギーの勉強会参加をきっかけに看護師4年目で資格を取得しました。
主な活動はアトピー性皮膚炎のスキンケアや喘息の吸入方法、食物アレルギーの緊急時対応などを患者さん・ご家族に説明しています。助産師と一緒にスキンケアの院内研究、治験のサポートも行っています。また、院内だけではなく県内のPAEと連携して活動しており、調整役を担っています。
自治体や学校関係者、他の医療者向けのセミナー依頼が年間100件を超え、県内PAEで分担し実施しています。
いろいろな病院で治療してきた重症アトピーの患者さんが、指導によってつるつるのお肌になってきた時には、とてもやりがいを感じます。



PAEの活動に対するニーズは、年々高まっており、拠点病院のPAEとして千葉県のアレルギー診療に貢献していきたいと考えています。


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オーストラリア・メルボルンにある創立148年の歴史あるアルフレッド公立病院で、2月4日から8日の5日間、心臓移植に関する研修を受けてきました。今回のメンバーは、心臓移植に関わる医師や薬剤師、看護師など総勢12名でした。
アルフレッド公立病院は、ヴィクトリア州で唯一の移植施設であり、心臓移植を年間30症例行い、移植後の患者さん400名ほどが外来通院しています。心臓移植はドナー(心臓提供者)が現われると院内での移植待機リストに照らし合わせて迅速に手術が行われます。



そうした病院で、私たちは、3つの目的をもって研修しました。
①オーストラリアの臓器移植医療の仕組み、現状、動向を把握する。②ドナー受け入れから、患者へ移植するまでの心臓移植の流れを学ぶ。③移植コーディネーターの役割、活動について理解する。
研修に参加して、日本とは異なる医療環境と医療水準、看護体制を学ぶことで、日本の医療や看護をとりまく環境について考えることができました。また、オーストラリアでは看護師の専門性が尊重されているため、合理的、機能的に行われているチーム医療はとても参考になりました。また、他部門の年代の違うスタッフの方と海外研修に参加し交流することで、様々な情報交換ができ、自分の看護を見直す良いきっかけとなりました。
当院は2018年度、今までのVAD(補助人工心臓)取扱いの実績が認められ、全国で11施設目の心臓
移植施設の承認を受けることができました。今回の研修での学びを生かし、心臓移植看護の体制を構築していきたいと思います。



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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第12回 緩和ケア認定看護師
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現在、私は特別室と緩和ケア病床の病棟に所属しています。
緩和ケアは、疾患や病期に関わらず、患者さん・ご家族の様々なつらさをやわらげ、その人らしく過ごせるように支援することを目指します。患者さんのその人らしい生活を実現するためには、病態の理解だけでなく、患者さんの背景や置かれている状況を理解し、個々の患者さんの思いや価値観を尊重した関わりが必要となります。コミュニケーショを通して患者さんやご家族の思いに寄り添いながら、患者さんの価値観を理解することが求められますが、一方で、様々な苦悩を抱えた患者さんに対して、どのような言葉をかけて良いのか、戸惑うことは少なくありません。
今年度活動の一つとして、部署のスタッフと共にNURSEのコミュニケーションスキルを用いた勉強会を開催し、ロールプレイを実施しました。NURSEは患者の感情表出を促すコミュニケーションスキル(N:Naming(命名)U:Understanding(理解)R:Respecting(承認)S:Supporting(支持)E:Exploring(探索))ですが、患者さんの感情を引き出すことは患者さん自身が感情と向き合い、整理する機会となり、患者さん自身の意思決定支援につながります。ロールプレイを通して、「患者さん側の気持ちが理解できた」、「自分自身のコミュニケーションを見直す機会となった」、「他の人のコミュニケーションからの学びがあった」、「今後NURSEのスキルを使っていきたい」などのスタッフの反応がみられました。今後も、部署のスタッフと共に、患者さんの感情を引き出し、その人らしい意思決定支援が行えるよう、効果的なコミュニケーションを図っていきたいと思っています。



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本院では、看護師一人ひとりがキャリアを主体的に考え、仕事への意欲を高めながら明確なステップアップを目指すために、キャリアラダーを導入しています。
キャリアラダーは、入職すると初心者ラダーからはじまり、ラダーⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳと段階が上がっていきます。エキスパートは、ラダーⅣの段階に到達し、看護実践能力が高い看護師です。エキスパート認定を希望するものは、所属している部署の看護をさらに充実していくための活動計画を立て、他の看護師や看護管理者と協力し合いながら、部署の看護の質向上に向けて取り組みます。そして、1年間取り組んだ活動の成果が評価され、エキスパートとして認定を受けます。その後も自己研鑽をしつつ看護実践力を高め、看護の実践モデルとして活躍します。
今年度は、4名の方がエキスパートにエントリーし晴れて認定を受けました。その取り組みは、看護実践をサービスマネジメントや経営の視点から考えた取り組みを行い看護師の看護観を深めることにつながった活動、日々の看護実践の指導を通して部署独自の教育体制や教育プログラムを作成することで経験を実践知として共有した活動、部署の特徴ある看護について勉強会やチームを作って活動を行うことでスタッフの看護への関心を深めた活動、部署の看護の特徴を過去のデーターから丁寧に分析し現状の看護をスタッフと共に振り返ることで新たな看護の方針を考える活動でした。
エキスパートとしてどんな役割を果たしていきたいのかを質問したところ、自分の活動を通して一緒に働く看護師に看護の楽しさや充実感を感じてほしい、楽しく看護をすることでモチベーションが上がり次の看護に繋げてほしいと、キラキラした輝いた目で話していたのがとても印象的でした。エキスパートの活躍を今後も期待し、応援していきたいと思います。


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