看護師ブログ

今年度は、専門医療チームの活動のなかでの看護師の役割などをご紹介頂きます。

第3回 栄養サポートチーム
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栄養サポートチーム(以下、NST)は、2006年に発足され、医師、管理栄養士、薬剤師、看護師、理学・作業・言語療法士、ソーシャルワーカーで構成され、患者さんのより良い栄養管理を行う事を目的に活動しています。週に一度の患者カンファレンスや病棟ラウンドを行い、多職種の専門性を活かした意見交換や病棟への情報提供を行っています。NSTの介入により、化学療法中の患者さんの食事摂取量が増えるように支援したり、褥瘡の治癒を促進する事が出来ています。


看護覚え書の中に「食事を適切に選択し、管理すること」と記されており、ナイチンゲールの時代から看護師が栄養管理を行う事が重要視されています。看護師は24時間患者のそばに寄り添い、情報収集して伝達することが出来ます。このことからNSTの中での看護師の役割は情報の発信源となり、各部門の調整役を担い、継続したケアを提供することだと思い活動しています。

仕事以外でも、チームの交流会や、NST関連の学会では千葉県内のNSTと交流を行い、横の繋がりを拡げています。


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今年度は、専門医療チームの活動のなかでの看護師の役割などをご紹介頂きます。

第2回 地域医療連携部
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地域医療連携部は、「入院支援部門」「退院支援部門」「患者相談窓口」に分かれて業務を行っています。
地域医療連携部の看護師は、退院支援の必要性について早期にスクリーニングを行い、ソーシャルワーカーとともに退院支援における「退院調整」、「相談業務」の対応をしています。外来や病棟とのカンファレンス、院内看護師が地域医療連携部で研修する機会などを通じて、多職種と協働した退院支援の重要性についての理解を深める働きかけも、地域医療連携部の看護師の重要な役割と考えています。
地域医療連携部の看護師が考える退院支援、それは患者さんを常に「生活者」として捉え、「病気と共に、その人らしく生きる」を支えることです。どんな状態で帰るのか、どんな状態で帰りたいのか。検査や治療、ケア…病院では当然なことですが、「生活者」にとっては非日常であることを忘れず、患者さんが「生活者」に戻るために必要な課題を考えることが退院支援において最も重要だと考えます。地域医療連携部に限らず、患者さんに関わる多職種がそれぞれの職種の視点でその課題を明確にできれば、患者さんにとってより充実した生活に近づくはずです。病院で働く私たち自身が「生活者としての価値観」を見失わず、患者さんや家族の声を聞けるよう心がけたいと思います。



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今年度は、専門医療チームの活動のなかでの看護師の役割などをご紹介頂きます。

第1回 緩和ケア支援チーム
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つらさを和らげ、その人にとっての最善の治療や生活を送れるよう支援することを目指して、医師、臨床心理士、薬剤師、理学・作業療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーと多職種で活動しています。
昨年度は、”active communication一体感” を目標に掲げて活動をしてきました。たとえば痛みを抱えている患者さんの場合、生活の中で薬の効果をどのように感じているのか、どんな生活を目指しているのか、今後の見通しはどうなのかを、部署のスタッフや、緩和ケアチームのスペシャリストたち、それぞれの視点を統合し、調整することが、緩和ケアチームの看護師の重要な役割であると自負しています。
日々の実践やカンファレンスの中で、そしてランチタイムなどのオフタイムでもコミュニケーションを積み重ねています。わかっているつもり、伝えているつもりではなく、何を考え、何を目指しているのか、仕事以外の価値観も含めてそれぞれの立場から語り合うことが重要であると考えています。それが質の高いケアにつながり、お互いの支えの強化にもつながっていると感じています。


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国民の約半数が何らかのアレルギー疾患をもつ時代となり、アレルギー疾患をもつ人の生活の質の維持向上と疾患の予防のために、アレルギー疾患対策基本法が成立し、当院は千葉県のアレルギー疾患拠点病院に指定されました。小児アレルギーエデュケーター(PAE:pediatric allergy educator)は、日本小児臨床アレルギー学会に認められた看護師・薬剤師・管理栄養士です。


僕は、アレルギーの勉強会参加をきっかけに看護師4年目で資格を取得しました。
主な活動はアトピー性皮膚炎のスキンケアや喘息の吸入方法、食物アレルギーの緊急時対応などを患者さん・ご家族に説明しています。助産師と一緒にスキンケアの院内研究、治験のサポートも行っています。また、院内だけではなく県内のPAEと連携して活動しており、調整役を担っています。
自治体や学校関係者、他の医療者向けのセミナー依頼が年間100件を超え、県内PAEで分担し実施しています。
いろいろな病院で治療してきた重症アトピーの患者さんが、指導によってつるつるのお肌になってきた時には、とてもやりがいを感じます。



PAEの活動に対するニーズは、年々高まっており、拠点病院のPAEとして千葉県のアレルギー診療に貢献していきたいと考えています。


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オーストラリア・メルボルンにある創立148年の歴史あるアルフレッド公立病院で、2月4日から8日の5日間、心臓移植に関する研修を受けてきました。今回のメンバーは、心臓移植に関わる医師や薬剤師、看護師など総勢12名でした。
アルフレッド公立病院は、ヴィクトリア州で唯一の移植施設であり、心臓移植を年間30症例行い、移植後の患者さん400名ほどが外来通院しています。心臓移植はドナー(心臓提供者)が現われると院内での移植待機リストに照らし合わせて迅速に手術が行われます。



そうした病院で、私たちは、3つの目的をもって研修しました。
①オーストラリアの臓器移植医療の仕組み、現状、動向を把握する。②ドナー受け入れから、患者へ移植するまでの心臓移植の流れを学ぶ。③移植コーディネーターの役割、活動について理解する。
研修に参加して、日本とは異なる医療環境と医療水準、看護体制を学ぶことで、日本の医療や看護をとりまく環境について考えることができました。また、オーストラリアでは看護師の専門性が尊重されているため、合理的、機能的に行われているチーム医療はとても参考になりました。また、他部門の年代の違うスタッフの方と海外研修に参加し交流することで、様々な情報交換ができ、自分の看護を見直す良いきっかけとなりました。
当院は2018年度、今までのVAD(補助人工心臓)取扱いの実績が認められ、全国で11施設目の心臓
移植施設の承認を受けることができました。今回の研修での学びを生かし、心臓移植看護の体制を構築していきたいと思います。



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