看護師ブログ

今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに、現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第1回 リエゾン精神看護専門看護師
* * *
「朝起きたらね、ああ、また今日も息しないといけないのかーって思うんですよ。食べることがあんなに好きだったのに、食べる楽しみよりも…もう息する苦しさの方が強い…こんなの生きてるっていうのかな」
私の出会った肺がんの患者さんの言葉です。
リエゾン精神看護専門看護師の私にとって、このように疾患とともに生きていく患者さん、ご家族のお話しをまずしっかり伺うこと、今生きる時間をともに過ごすことから仕事は始まります。「リエゾン」とは仏語で“つなぐ/橋渡しをする”という意味です。そのため患者さん、御家族の不安・抑うつなど精神症状に対しての直接の支援と同時に、身体疾患の看護と精神科的看護の知識や技術をつなぎながら、患者さん、ご家族患者をとりまく医療スタッフ、医療チームがより効果的に連携できるよう調整役を果たせるようにも努めています。


みなさんは上記のようにつぶやかれた患者さんに対して、どのような対応を考えますか?
ベッドサイドでかかわった、その場の私達看護師一人ひとりが自分の答えをもっていると思います。言葉のお返しだけではなく、視線、身振り手振り、間合い・・・すべてで対話していくことが重要だと日々感じています。「あの時どうしたらよかっただろう」と葛藤を感じているスタッフと一緒に検討するのも有意義な時間です。今日も責任と不安とわくわく感をかかえて、病棟をラウンドしたいと思っています!


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禁煙できないのは、忍耐力が足りないのではなく、ニコチン依存症という病気だからです。
皆さんは喫煙者に対する声かけに戸惑うこともあると思います。ぜひ禁煙支援のABCを試してみて下さい。

Ask:「たばこをお吸いですか」と医療者からの問いかけ
Brief advise:病気や関心事と組み合わせた簡潔なアドバイス
(Smoking)Cessation support:禁煙支援
 
禁煙に全く興味がない喫煙者に、禁煙を強要すると逆効果です。
禁煙に興味が持てるまで、医療者は諦めず、何度も声をかけましょう。
禁煙しないといけないことはわかっていても、なかなか禁煙出来ない時には、「お金が貯まりますよ」とか「喫煙場所を探さなくて楽ですよ」とか「非喫煙者に気を遣うことがなくなりますよ」など禁煙のメリットを伝えると効果的です。
「まずは自分で止めてみます」と答えた喫煙者には、タバコが吸いたいと思う約3分間の代替行動を、考えてもらいましょう。あめやガム、スルメなど口腔内に長く残る食べ物でタバコを口にできないようにすることや、散歩やストレッチなど気分転換も有効です。禁煙開始日を決めて、その日を境に灰皿やライターなど喫煙グッズを処分することもお勧めです。
自身での禁煙が難しそうな方には、ぜひ禁煙外来をご紹介下さい。内服薬やニコチンパッチを用いた治療を3ヶ月間受けることが禁煙への近道です。患者負担額は薬代も含めて約2万円です。


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整形外科病棟 S.Aさん(弘前大学卒業)
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平成29年4月に就職して、2ヶ月、半年、と近況を教えてくれたS.Aさんですが、現在の様子を本人と指導者の皆さんから伺いました。
「1年間を振り返って」
看護師になってそろそろ1年が経とうとしています。多くの患者さんを受け持つ事で患者さん一人ひとり
の個別性に合わせ、看護師として向き合う責任感の重さを感じました。
また、大学病院であるため、先進医療に携わることでやりがいを感じることもできました。
さらに、整形外科の先輩方はとても優しい方ばかりで、仕事に加えプライベートでも仲良くさせていただいており、充実した社会人生活を送ることができています。これからは、まだまだ勉強不足のため、日々精進して患者さんに信頼されるような看護師になっていきたいと思います。


部署の暑気払い


仲間と野球観戦

指導者からのコメント
✿プリセプターからのコメント✿  
入職して1年が立ち、初めは緊張した面持ちで仕事に来ていましたが、今では患者さんや他のスタッフと積極的にコミュニケーションをとり、楽しそうに働いてくれています。時には厳しく指導することもありましたが、日に日に自分でできることが増えてきている様子を見ると、頼もしさも出て来たように感じます。プライベートでは一緒にお酒を飲む機会が増え、仲良くなれたと思います!
これからも楽しく働いていきましょう!\(^O^)/
✿シニアプリセプターからのコメント✿
新しい環境や仕事に慣れるまで大変だったと思いますが、1年間よく頑張りました!
入職したての頃は「大丈夫かな?」と心配することもありましたが、今は頼れる存在に成長しましたね。
今後の活躍を期待しています!!
✿教育担当副師長からのコメント✿
いつも優しい笑顔のS.A君。1年間頑張りましたね。これからもW11階の仲間と一緒に頑張りましょう!!
4月からも期待しています!
✿師長さんからのコメント✿      
S.Aさんは、いつも笑顔で自分から積極的に輪に入っていける人なつっこさがあります。
それが看護にも活かされ、患者さんと上手にコミュニケーションを取ることが出来ています。ひとりでできる看護技術も増え、1年でたくましく成長しました。


病棟での勉強会で発表したときの様子


テーマは「床上での安楽な体位」で、1年間の学びの集大成を先輩達に披露しました

「これから就職活動する方々へのメッセージ」
千葉大学病院は、看護師に対する待遇、福利厚生、職場の雰囲気がとても良いところだと思います。
私は、青森出身ですが地方から就職している看護師も多く、そこでのコミュニティもあってプライベートも充実しています。働きたい病院で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非一度インターシップなどで見学にいらして、当院の良さを感じていただけたらと思います。


病棟での勉強会で発表したときの様子


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神経内科外来 林真代さん
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多職種連携による多発性硬化症(以下MS)の専門外来の立ち上げを視野に入れ、医師、臨床心理士、看護師によるチームでの在外派遣研修(7泊9日)に、外来看護師の立場で参加しました。研修は、MSの有病率が日本より圧倒的に多いドイツにおいて、その社会的必要性の高さから、MS専門外来が確立されている、ハイデルベルク大学病院とシャリテ医科大学病院で行いました。


シャリテ医科大学病院


研修風景

施設見学や診療場面の見学に加え、MS専門の医師や看護師から直接話しを伺う機会もあり、MS専門看護師の役割や責任、患者・家族への支援、多職種連携によるチーム医療などについて学ぶことができました。また、MS専門看護師として、MS患者を多角的に支援しており、その中でも患者とのコミュニケーションを大切にし、患者にとって身近な存在であるという責任と自負があり、治療方針の検討においても医師に積極的に意見を述べていることに感銘を受け、MSに関する十分な経験と高度な教育に裏付けされた専門性の高さを感じました。
MSは、再発と寛解を繰り返す慢性・難治性の神経疾患であり、長期にわたる継続治療では、外来における医療および看護提供の必要性が高くなる中で、患者を支える看護がこれまで以上に重要となってくると思います。適切な身体的・精神的ケア、継続看護、患者のQOLの向上のためには、看護師が積極的に介入することが望ましく、今回の研修で得た学びを看護実践に活かし、MS患者に限らず、関わる患者に対して、個々の多様なニーズに対応した看護ケアの提供、安全・安心で信頼されるよう看護の質の向上に活かせるよう取り組んでいきたいと思いました。


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精神科の訪問看護

精神科病棟では、継続看護の一環として、外来と一元化し、病棟と外来双方の看護を行っています。
そのため、退院後の療養生活を支援するために、症状の観察、疾患教育および服薬支援、家族支援等を目的に、退院前の自宅訪問や退院後の継続的な訪問看護を、年間約200件実施しています。
訪問看護では、支援や対応に困難を感じることもあり、情報交換や事例検討を目的として、年間約140件の訪問看護を実施している旭こころとくらしのケアセンター(以下、AKK)と定期的に合同事例検討会を行っています。

今回は、AKKから5名、当科から訪問看護チームの医師1名と看護師8名が参加して行われました。検討会ではアドバイスが頂けたり、今後の課題が明らかになるなど、2時間ほどの時間でしたが、とても勉強になりました。チームスタッフ全員で検討内容を共有するとともに、今後も合同事例検討会を継続し、これからの訪問看護に活かしていこうと思います。


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