看護師ブログ

新生児特定集中治療室は、新生児に特化した集中治療室(以下NICU)9床、回復治療室(以下GCU)18床からなり、急性期から慢性期の新生児の治療・看護にあたっています。
当院の周産期母性科では、大学病院の特殊性としてハイリスク妊婦(胎児の問題・母体合併症など)が多く入院してきます。
ここで出生した集中治療が必要な新生児は、速やかにNICUまたはGCUに入院となります。このようなお子さんは、長期にわたる入院治療が必要となる場合や、退院後も自宅でのケアが必要になる場合があり、親御さんは通常の育児に加えて自宅でのケアを習得する必要が生じます。病気を持ちながらあるいは病気を克服して、一日も早く本来の生活の場である自宅に帰り成長していくことができるよう、出生前から両親をサポートする体制を整え、必要な援助や指導を行うことが私たちの役割だと考えています。
具体的には、周産期母性科の医師・助産師との出生前からの受け入れ体制調整のためのカンファレンス、地域医療連携部や院内ファミリーサポートチーム(FAST)との連携による退院調整を進めます。また、児の状態に応じ、リハビリテーション部や臨床栄養部などとも連携が必要になります。更に退院に向けて、自宅での医療処置や家族が退院後の生活のイメージが出来るよう小児科・小児外科病棟と連携し指導しています。退院後は、引き続き小児外来看護師ともカンファレンスを行い、退院後の患児や家族の様子をフィードバックしてもらい、次の看護に活かしています。
このようにNICU/GCUでは「NICU/GCU is your family」をモットーに、部署の垣根を越えて連携を取り、入院した児がより良い状態で早期退院できるようチーム医療に取り組んでいます。


地域医療連携部と


小児病棟と


外来看護師と


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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第5回 感染管理認定看護師
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私が感染管理を学びたいと思ったきっかけは、治療過程で感染症を発症してしまった患者さんを担当し、状態が悪くなっていく経過がとても悲しく、医療者としてもっと何かできたのではないかと考えさせられたからです。辛い治療を乗り越えても感染症を発症すると再び容態は悪化します。
私たち看護師にとって、感染予防は重要な役割のひとつです。そして感染予防は、急性期や慢性期などの病期や、病棟、外来、中央診療部門などの場を問わず看護師が身につけなければならない大切なスキルです。認定看護師としての私の大きな役割は、院内の感染対策ですが、それだけではなく、1人でも多くの看護師が、この感染対策のスキルを身につけることができるよう指導することにも努めています。
感染対策は、1人が一生懸命行っても、誰かが不十分だと破綻します。だからこそ、みんなで感染対策を確実に実践する必要があり、本院ではその啓蒙活動に重要な役割を果たすICT(Infection Control Team)リンクナースが存在します。ICTリンクナースは、各部署で任命された感染管理の担当者です。感染管理認定看護師として、ICTの活動やリンクナースの教育にも力を入れています。


みんなで取り組む、感染対策!! ICTリンクナースの皆さんと

現在、当院の感染管理認定看護師は2名おり、他に看護師1名が感染管理認定看護師取得に向けて頑張っています。私たち認定看護師やICTリンクナースが一丸となって、感染対策に努めていくことができるのも活動を行う上での魅力の一つです。


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