看護師ブログ

看護師 M.Tさん(入職後11年目)
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私は肝胆膵外科病棟に勤務しています。侵襲の大きな手術の多い科ですが、その中でもさらに厳密な全身管理や感染管理を要する肝移植に興味を持ったのがきっかけで、院外研修や学会などで学習を深め、数年前からは移植コーディネーターとしての活動もしています。
病棟では、入院してから手術までの身心の状態を整える看護、術後の急性期から回復期にかけての外科的な看護、状態が落ち着いてきたら退院後の生活を見据えた生活指導や社会サービスの調整などを行います。

移植コーディネーターとして、スタッフの相談に乗ったり、マニュアルの修正や読み合わせをしたりして、看護の質を保つことができるよう努めています。また、私自身が患者さんに看護を提供することはもちろんですが、実践のロールモデルとなったり、後輩と一緒に患者さんのケアをすることで後輩を育成したりすることも、私の役割と考えています。

その他にも、実際の看護の場面でスタッフが困っていることや問題になりそうなことを把握し、医師などの他職種や管理者と相談し、改善できるようにしています。そういった活動を通して、スタッフが働きやすくなったり、患者さんへよりよい看護が提供できるようになると、とても嬉しく思います。
外来では、先輩コーディネーターから指導を受けながら、移植を受ける前や退院した患者さんと関わっています。外来での関わりは始めたばかりで経験も少ないのですが、肝移植の周手術期を通して関わることで、患者さんが手術に臨む思いや退院後の生活における不安などについて、より理解が深まりました。今後の課題としては、外来で得た経験や知識を病棟スタッフと共有して、患者さんへの理解や退院指導などに活かしていきたいと思っています。


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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第7回 皮膚・排泄ケア認定看護師
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「褥瘡ケアベーシック研修」の実技編を開催しました。
この褥瘡ケアベーシック研修は3回シリーズとなっており、皮膚の構造や褥瘡とは何だ?といった基本的な部分から褥瘡の局所ケアまで幅広く学習します。1回目、2回目は座学で、3回目のこの日は褥瘡予防ケアを実践する上で大切な「背抜き」や「体位交換」「ポジショニング」等の演習でした。
いくつかあるケアでも重要な「除圧」に着目し、マットレスの違いによって体にかかる圧の違いを実際に測定したり、受講者が看護師役・患者役となり実際に体位変換やポジショニングを行なったりしました。圧のかかり方を体験することで、患者の安全と安楽に配慮しつつ適切な除圧が出来るようになることを目標に学習しました。看護師役の受講者は、患者役の「足はこっちの方が楽」「ここにクッションがあるといいね」といった意見に耳を傾けながら除圧を行なうことで、自分の日々の看護実践を振り返る事ができ、患者役はちょっとした工夫や関わりが安楽に繋がるということを実感できたようでした。
褥瘡は予防ケアが重要です。すぐに現場で実践されることを期待して研修を終えました。


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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第6回 がん看護専門看護師
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今は、2人に1人ががんに罹患する時代です。様々な治療方法の開発に伴い、治療経過は長くなり、がんに罹患すると多くの問題に直面します。
私たちは、がん看護専門外来や日々の看護実践でがん患者さん・ご家族の困り事の相談を受け、様々な方策を一緒に考えています。今回は、がん患者さんが感じる孤立感についてお話します。

ご家族は患者さんの気持ちを察しようとしますが、がんと向き合っている当事者とは少し気持ちが違うものです。職場の仲間や友人は健康者であり、気持ちの隔たりは大きく、がん患者さんは社会の中で孤立感を感じています。このような状況に一人で対処することは難しく、同じ立場の人と話し合う機会(ピアサポート)を得ることが重要であると言われます。

私たちは、がん患者さんがご自身の体験や思いを自由に語れる場として「がんおしゃべりサロン」を開催しています。私たちは、参加者が均等にお話できるよう、また、不適切な話題にならないよう配慮しながら場を進行していきます。「同じ病気の人の話が聞けて、自分だけではないと安心した。参加して本当に良かった。」、「ここで話をすると安心するよ。」と初参加の方もリーピーターの方も、それぞれのペースで語り合い、すっきりした顔でお帰りになります。「気持ちを分かち合うことの大切さ」を再確認し、「がんおしゃべりサロン」を続けたいと思います。


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