看護師ブログ

今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第10回 手術看護認定看護師
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当院では、年々手術件数が増加し、約8,600件/年になっています。特定機能病院として、高難度手術にも取り組んでいるため、術式もより一層専門性が増し多様化してきています。手術部では、このような状況の中、より安全な手術医療を患者さんに提供することを目指してチーム制を導入しました。


私は手術看護認定看護師として、チーム制の導入にあたり看護体制ワーキンググループのメンバーと共に朝カンファレンスを導入し、手術看護計画を看護チームで共有する取り組みを行いました。朝カンファレンス開始後には、実施状況の把握を行うとともに部署内でアンケート調査を実施し、実施方法の見直しや改善を継続して行っています。

また、チーム制開始後の新規術式シミュレーションの実施に際しては、事前に術式の内容・手術体位による神経損傷・褥瘡予防・手術中の安全管理について、チームメンバーに情報を提供しています。
それにより、チームメンバーが医療チーム内で検討すべき事項の抽出を行い、体位固定物品・エネルギーデバイス・器械・材料の準備を役割分担し、シミュレーションに主体的に取り組ことができるようになっています。
シミュレーション当日は、安全な手術の実施のために医療チーム内で情報共有や検討を行うことが出来ているかを確認し、必要に応じ助言をするように努めています。
そして、チームメンバーそれぞれが、多職種と協働することができるように意識的に関わっています。 


チームでのシミュレーション

今後も、手術部看護師はもちろんのこと他職種ともチーム制について検討・改善を行い、よりよい手術室を目指して活動していきたいと考えています。


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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第9回 救急看護認定看護師
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当院の救急看護認定看護師は3名で活動しています。全員がICU/CCUに所属し、ICUでの重症患者さんの看護をスタッフとともに実践することや、救急外来での初期対応、院内急変の対応を行っています。また、院内での急変対応セミナーや院外研修の講師、DMAT活動も行います。
当院は、三次救急医療機関であり、高度医療の提供が期待される大学病院でもあるため重症患者さんが多く搬送されてきます。その患者さんの命を救うため救急外来で行なう最善の看護を考え、日々スタッフと実践しています。本院は、2021年に高度救命救急センターを設立する予定です。高度救命救急センター設立に向けて、昨年、救命救急ワーキングを立ち上げ、準備を進めています。救急看護認定看護師が中心となって、救急看護に興味のある看護師と協力してマニュアルを作成したり、勉強会を開催して看護スタッフ全体の知識や技術を深める活動をしています。


今後も救急看護認定看護師が力を合わせて、スタッフとともに千葉大病院の救急看護を充実させていきたいと考えています。


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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第8回 糖尿病看護認定看護師
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現在、私は糖尿病代謝内科病棟で勤務しています。
糖尿病の患者さんは、発達段階が幅広く、癌・循環器疾患など他疾患を有する複雑な病態の患者さんもいます。また、慢性疾患であるため、眼や腎臓など合併症を持つ様々な病期の患者さんがいます。治療も多様で、患者さんは生活の場でのセルフケアが重要になります。その生活の場は色々で、患者さん個人に合わせたケアの提供が必要になります。そのため、患者さんを身体面のみでなく社会面を含めて生活者として理解し、糖尿病と共に生きていくその人なりの目標を共有していく力が、看護師には必要とされます。日々、試行錯誤ですが、反面やりがいに繋がっています。
眼科病棟では、眼合併症で入院した糖尿病患者に、糖尿病のセルフケアを見直すきっかけとなるよう生活上の注意点のパンフレットを配布する活動を開始しました。パンフレットは、説明ポイントを絞り、絵などを使用して患者さんには読みやすいよう大きめにして、看護師が短時間で効果的に指導できるように工夫しました。
小児科とも、連携を持ち始めており、持続皮下インスリン投与療法と持続血糖測定療法を受けながら学校生活を楽しく送れるように患児のケアを看護師と話し合っています。もちろん、家族の負担感にも配慮しながら、無理なく生活が送れるように家族ケアも行っています。また、小児糖尿病患者のサマーキャンプに参加し、生活の場で患児や家族と交流を持ち、発達段階に合わせた生活と血糖コントロールが両立できるようなケアの提供に活かしています。
一方で、第22回日本糖尿病・教育看護学会学術集会において、「シンポジウム 臨床における研究の実施と活用」で、臨床現場の立場から発表をしました。参加者の関心も高く、根拠に基づいたケア提供の視点を踏まえ、私自身が取り組んできた看護研究と、研究成果の現場での活用という内容でした。
今後も、臨床現場で患者・家族がその人らしい人生が送れるようなケアの提供と、ケアの根拠を示すことができるような研究を行い、活動していきたいと考えています。




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2018年11月より、ナーシング・スキルを利用できるようになりました。
これまでは、看護部看護基準・手順委員会で当院としての看護手順の整備を行ってきましたが、ナーシング・スキルの導入により、最新エビデンスに基づき毎年更新された全国標準の手技の確認ができるようになった他、看護手順の作成・改訂作業等の効率化が図れました。
また、導入に際しては、院内ではインターネットの閲覧環境が限られているため、イントラネット環境での閲覧機能も整えました。これにより、紙媒体では部署に1冊しか無かった看護手順が、業務で使用する端末からPDF化したナーシング・スキルの閲覧が簡便にできるようになりました。
今後は、手技のチェックリストや動画講義および動画講義課題などを院内教育や個人の学習ツールとしても活用し、本院の看護の質の維持・向上に繋げていくことが期待されます。



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友人や仲間とともにウォークや出店、ステージパフォーマンスを楽しみながら、がんの知識を深めるというがん患者チャリティーイベントが、9月29日に開催されました。このイベントに地域医療連携部看護師2名が、がん相談の担当として参加しました。
この日は台風が近づいており、風雨が強く、健康な人でも外出を躊躇する天候でしたが、がん患者さんやご家族が相談に来て下さいました。がんで手術や抗がん剤治療を受けたが、緩和ケアの情報が知りたいという方、ご家族をがんで亡くされたご家族もいらっしゃいました。既にご自分で情報は持っていても、医療者と話をすることで情報の整理ができ、今後どのように過ごしていくかを決定していくきっかけとなったようでした。また、亡くなったご家族への思いを表出することで、もっとできることがあったのではないかという後悔の思いが軽くなったという方もいました。
がん患者さんが治療を選択する際の意志決定を支えることや、がん患者さんのご家族のつらい気持ちに寄り添うことは看護師の重要な役割だと思います。今回相談にこられた方々は、「がん患者の家族にも必要とされるこのようなイベントが今後拡大してほしい」と話されていました。地域医療連携部職員として、地域の方々にお役に立つ経験ができました。


他施設の相談員と共に


お子さんと一緒に参加できるイベントも


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