看護師ブログ

今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第7回 皮膚・排泄ケア認定看護師
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「褥瘡ケアベーシック研修」の実技編を開催しました。
この褥瘡ケアベーシック研修は3回シリーズとなっており、皮膚の構造や褥瘡とは何だ?といった基本的な部分から褥瘡の局所ケアまで幅広く学習します。1回目、2回目は座学で、3回目のこの日は褥瘡予防ケアを実践する上で大切な「背抜き」や「体位交換」「ポジショニング」等の演習でした。
いくつかあるケアでも重要な「除圧」に着目し、マットレスの違いによって体にかかる圧の違いを実際に測定したり、受講者が看護師役・患者役となり実際に体位変換やポジショニングを行なったりしました。圧のかかり方を体験することで、患者の安全と安楽に配慮しつつ適切な除圧が出来るようになることを目標に学習しました。看護師役の受講者は、患者役の「足はこっちの方が楽」「ここにクッションがあるといいね」といった意見に耳を傾けながら除圧を行なうことで、自分の日々の看護実践を振り返る事ができ、患者役はちょっとした工夫や関わりが安楽に繋がるということを実感できたようでした。
褥瘡は予防ケアが重要です。すぐに現場で実践されることを期待して研修を終えました。


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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第6回 がん看護専門看護師
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今は、2人に1人ががんに罹患する時代です。様々な治療方法の開発に伴い、治療経過は長くなり、がんに罹患すると多くの問題に直面します。
私たちは、がん看護専門外来や日々の看護実践でがん患者さん・ご家族の困り事の相談を受け、様々な方策を一緒に考えています。今回は、がん患者さんが感じる孤立感についてお話します。

ご家族は患者さんの気持ちを察しようとしますが、がんと向き合っている当事者とは少し気持ちが違うものです。職場の仲間や友人は健康者であり、気持ちの隔たりは大きく、がん患者さんは社会の中で孤立感を感じています。このような状況に一人で対処することは難しく、同じ立場の人と話し合う機会(ピアサポート)を得ることが重要であると言われます。

私たちは、がん患者さんがご自身の体験や思いを自由に語れる場として「がんおしゃべりサロン」を開催しています。私たちは、参加者が均等にお話できるよう、また、不適切な話題にならないよう配慮しながら場を進行していきます。「同じ病気の人の話が聞けて、自分だけではないと安心した。参加して本当に良かった。」、「ここで話をすると安心するよ。」と初参加の方もリーピーターの方も、それぞれのペースで語り合い、すっきりした顔でお帰りになります。「気持ちを分かち合うことの大切さ」を再確認し、「がんおしゃべりサロン」を続けたいと思います。


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新生児特定集中治療室は、新生児に特化した集中治療室(以下NICU)9床、回復治療室(以下GCU)18床からなり、急性期から慢性期の新生児の治療・看護にあたっています。
当院の周産期母性科では、大学病院の特殊性としてハイリスク妊婦(胎児の問題・母体合併症など)が多く入院してきます。
ここで出生した集中治療が必要な新生児は、速やかにNICUまたはGCUに入院となります。このようなお子さんは、長期にわたる入院治療が必要となる場合や、退院後も自宅でのケアが必要になる場合があり、親御さんは通常の育児に加えて自宅でのケアを習得する必要が生じます。病気を持ちながらあるいは病気を克服して、一日も早く本来の生活の場である自宅に帰り成長していくことができるよう、出生前から両親をサポートする体制を整え、必要な援助や指導を行うことが私たちの役割だと考えています。
具体的には、周産期母性科の医師・助産師との出生前からの受け入れ体制調整のためのカンファレンス、地域医療連携部や院内ファミリーサポートチーム(FAST)との連携による退院調整を進めます。また、児の状態に応じ、リハビリテーション部や臨床栄養部などとも連携が必要になります。更に退院に向けて、自宅での医療処置や家族が退院後の生活のイメージが出来るよう小児科・小児外科病棟と連携し指導しています。退院後は、引き続き小児外来看護師ともカンファレンスを行い、退院後の患児や家族の様子をフィードバックしてもらい、次の看護に活かしています。
このようにNICU/GCUでは「NICU/GCU is your family」をモットーに、部署の垣根を越えて連携を取り、入院した児がより良い状態で早期退院できるようチーム医療に取り組んでいます。


地域医療連携部と


小児病棟と


外来看護師と


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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第5回 感染管理認定看護師
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私が感染管理を学びたいと思ったきっかけは、治療過程で感染症を発症してしまった患者さんを担当し、状態が悪くなっていく経過がとても悲しく、医療者としてもっと何かできたのではないかと考えさせられたからです。辛い治療を乗り越えても感染症を発症すると再び容態は悪化します。
私たち看護師にとって、感染予防は重要な役割のひとつです。そして感染予防は、急性期や慢性期などの病期や、病棟、外来、中央診療部門などの場を問わず看護師が身につけなければならない大切なスキルです。認定看護師としての私の大きな役割は、院内の感染対策ですが、それだけではなく、1人でも多くの看護師が、この感染対策のスキルを身につけることができるよう指導することにも努めています。
感染対策は、1人が一生懸命行っても、誰かが不十分だと破綻します。だからこそ、みんなで感染対策を確実に実践する必要があり、本院ではその啓蒙活動に重要な役割を果たすICT(Infection Control Team)リンクナースが存在します。ICTリンクナースは、各部署で任命された感染管理の担当者です。感染管理認定看護師として、ICTの活動やリンクナースの教育にも力を入れています。


みんなで取り組む、感染対策!! ICTリンクナースの皆さんと

現在、当院の感染管理認定看護師は2名おり、他に看護師1名が感染管理認定看護師取得に向けて頑張っています。私たち認定看護師やICTリンクナースが一丸となって、感染対策に努めていくことができるのも活動を行う上での魅力の一つです。


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今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第4回 がん化学療法看護認定看護師
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がん化学療法認定看護師は、千葉大学医学部附属病院に現在3名おり、外来・病棟・臨床試験部に1名ずつ配置されています。
がん化学療法認定看護師の役割をキーワードで示すと「安全」「確実」「安楽」です。
抗がん剤を「安全に」取り扱い、治療スケジュールに沿って「確実に」薬を投与し、患者さんのつらい症状をできるだけ緩和して「安楽に」治療が継続できるように、日々看護を提供しています。特に、治療の開始時やつらい症状が出現した際には、症状緩和の工夫を指導するだけでなく、患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、生活と治療の折り合いをつけていけるよう相談に応じています。
また、院内では様々な部署で、がんの種類に応じた抗がん剤治療が行われており、新人看護師やスタッフのみなさんに、必要に応じて勉強会を開催しています。
がん治療は日進月歩、新たな治療や薬が開発されています。より多くの患者さんに治療のことを詳しくお伝えすることで治療選択の幅が広がること、また治療中でもできるだけ安楽に自分らしく過ごすことが出来るよう支援することが私たちの役割です。



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