看護師ブログ

本院は、肺移植の施設として認定されています。移植を待つ患者さんと、移植チームの橋渡しをする移植医療の調整役が肺移植コーディネーターです。現在、呼吸器外科・呼吸器内科病棟には3名の肺移植コーディネーター資格をもつ看護師がいます。
肺移植を希望される患者さんにとって、移植までの待機期間は最も辛い時期であり、移植手術に対する期待と不安や、進行する病状の中で移植まで待つことができるのか、という気持ちから精神的にも不安定になりやすい時期です。また、移植施設から遠方に居住している患者さんも多く、移植施設との情報のやりとりが少ないことも、不安の要因の一つとなるため、この時期の肺移植コーディネーターの関わりは特に重要となってきます。遠隔地で暮らす患者さんにも安心していただけるように、定期的にメールなどで連絡をとり、毎年必要とされる更新手続きの説明などの情報を提供したり、患者さんの状況を把握することにも努めています。
待機入院されている患者さんには、定期的にお話を聞いて相談に応じたり、ご家族とも連絡をとり入院中の様子を共有するなどして、患者さん・ご家族ともに安心して過ごせる療養の場が提供できるように努めています。


また、病棟には肺移植を受ける患者さんのケア経験が少ないスタッフもいますので、移植を待つ患者さんやご家族の気持ちを支えるケアの重要性や医療者と患者さんの認識の差を埋める指導のあり方等、肺移植コーディネーターとしての視点を活かした助言を心がけています。何よりも、それまでの生活で離すことが出来なかった酸素ボンベが不要となり、歩いて退院できる患者さんを見送れる醍醐味を後輩にも伝えてきたいと考えています。
その他にも、肺移植コーディネーターには多くの役割がありますが、肺移植を受けられる患者さんやそのご家族の皆さまのお役に立てるよう、これからも努力していきたいと思っています。