看護師ブログ

がん看護専門看護師 看護師長 奥朋子 
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がん看護専門看護師の奥です。
専門看護師の役割には、実践、相談、調整、倫理調整、教育、研究の6つの役割があります。実践では、リンパ浮腫外来やがん看護専門外来を担当し、患者さんの療養を支援しています。
今回は6つの役割のうちの教育活動として、院内講師の活動をご報告します。

私は患者さんやスタッフ同士のコミュニケーションに役立つスキルの一つ、「コーチング」を学んでいます。そして、学んだスキルを活かして、プリセプターを対象に、9年前から新人教育に役立つコミュニケーションのセミナーを毎年開催しています。
私の開催するコミュニケーションセミナーは、話の聴き方や声のかけ方、新人との信頼関係の築き方などを、演習を通して学んでいただくものです。「とにかく楽しく」を研修のモットーとし、体を動かしたりロールプレイを行うことで、実際の体験から自分のコミュニケーションのパターンに気づいたり、参加者同士でディスカッションしながらスキルを修得していきます。

研修に参加したプリセプターからは、「楽しかった」のほか、「自分は人の話を聴いているようで聴いていなかったことが分かった」「もっと人の話を聴く努力をしようと思った」など、自己のコミュニケーションパターンへの気づきについての感想がたくさんきかれました。
コーチングというコミュニケーションスキルは、職場のコミュニケーションを良好にし、働きやすい職場環境づくりに役立つだけでなく、がん患者さんに対する看護実践の中では、セルフケアのアドバイスの際にもとても効果的です。チャンスがあったら是非学んでいただきたいスキルです。
「コーチングスキルを上手に活用して、職場も患者さんも元気に!」このような研修を通して、自分が看護師として仕事をする上で大切にしていることを皆様に伝える機会があること、そして学んだ受講生達が成長していく姿を目の当たりにできることを、とても幸せだと思っています。