看護師ブログ

神経内科外来 林真代さん
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多職種連携による多発性硬化症(以下MS)の専門外来の立ち上げを視野に入れ、医師、臨床心理士、看護師によるチームでの在外派遣研修(7泊9日)に、外来看護師の立場で参加しました。研修は、MSの有病率が日本より圧倒的に多いドイツにおいて、その社会的必要性の高さから、MS専門外来が確立されている、ハイデルベルク大学病院とシャリテ医科大学病院で行いました。


シャリテ医科大学病院


研修風景

施設見学や診療場面の見学に加え、MS専門の医師や看護師から直接話しを伺う機会もあり、MS専門看護師の役割や責任、患者・家族への支援、多職種連携によるチーム医療などについて学ぶことができました。また、MS専門看護師として、MS患者を多角的に支援しており、その中でも患者とのコミュニケーションを大切にし、患者にとって身近な存在であるという責任と自負があり、治療方針の検討においても医師に積極的に意見を述べていることに感銘を受け、MSに関する十分な経験と高度な教育に裏付けされた専門性の高さを感じました。
MSは、再発と寛解を繰り返す慢性・難治性の神経疾患であり、長期にわたる継続治療では、外来における医療および看護提供の必要性が高くなる中で、患者を支える看護がこれまで以上に重要となってくると思います。適切な身体的・精神的ケア、継続看護、患者のQOLの向上のためには、看護師が積極的に介入することが望ましく、今回の研修で得た学びを看護実践に活かし、MS患者に限らず、関わる患者に対して、個々の多様なニーズに対応した看護ケアの提供、安全・安心で信頼されるよう看護の質の向上に活かせるよう取り組んでいきたいと思いました。


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NICU(新生児集中治療室)では、救命のスキルも必要となります。BLS、ACLSといった一般的な救命処置法の新生児版といえる「新生児蘇生法(NCPR)」について、スタッフが資格を取得できるよう講習会の受講を促しています。トレーニングサイトでの講習会もありますが、よりスムーズに受講できるよう、当院のNICU/GCU医師と新生児集中ケア認定看護師が中心となって開催する講習会も行っています。

先日、この院内講習会が開催されました。NCPRは、出生時に胎外呼吸循環が順調に移行できない新生児に対する心肺蘇生法です。しかし、実際そうした場面に遭遇する頻度はそれほど高くありません。講習会でシミュレーターを使って実際の救命場面と同じような流れを体験した参加者からは、「頭では分かっているけど、いざやってみると、直ぐに動けない」「バギングって難しい」といった気付や、「実際の場面を想像することができた」「何度も練習できて良かった」といった声が聞かれました。
今後も赤ちゃんとご家族が安心できる治療・看護を提供できるよう、スタッフ皆でスキルアップしていきます。


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手術部では、新人看護師を対象に、全身麻酔で手術を受ける患者さんを想定し、入室から麻酔導入までの流れを疑似体験する学習会を開催しました。


麻酔科医と手術部看護師を先輩看護師が演じ、新人看護師は患者役として参加することで、日頃の看護を振り返りました。患者さんの立場になることで、医療者が発する抽象的な声かけは意図が伝わりにくいことや、見えないところで処置をされることの恐怖心、心電図モニターのシールが想像以上に冷たく感じることなど、多くの気づきを得ました。

また、室温やモニターのアラーム音、無影灯の位置など、手術室内の環境についても考える機会になりました。さらに、先輩看護師も、新人の時の患者体験を思い出す機会となったようです。今回の体験から、手術中から退室までの看護についてもイメージすることができ、安心で安全な手術看護をスタッフ全員で今後も実践していきたいと思います。


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